こんにちは、WOOD建築です。

現在、非住宅の大規模木造建築が注目されています。

そこで今回は大規模木造建築に注目が集まる理由をご解説いたします。

 

大規模木造建築の拡大を後押しするものとして国が2020年に宣言したカーボンニュートラルがあります。

「カーボン＝炭素」を「ニュートラル＝中立」とは具体的に何を意味するのでしょうか。

簡潔に申しますと、「温室効果ガスの排出をゼロにする」ことです。

排出量から森林の吸収量を差し引いて実質ゼロを目指すという意味になります。

 

国は2050年までに、カーボンニュートラル実現を目指すと宣言し、

温室効果ガスの排出を抑えるのと同時に、吸収量を増やすため間伐など森林の健全化にも取り組んでいます。

伐採した木は大規模建築を木造化することで大量に消費→森林のライフサイクルが正常化→脱炭素社会の実現

という好循環を生みだすことを目標としています。

 

カーボンニュートラルを推進させるためには産業構造や経済社会の変革が求められます。

その中で、2021年に木材利用の促進に関する建築基準法も改正されました。

それまで非住宅分野や大規模建築物の木造率は低かったため、

木材利用の促進に取り組む対象を民間建築物にまで拡大し、木造建築促進の後押しをしています。

 

まとめますと、カーボンニュートラル実現のために法改正がされ

民間の大規模非住宅も木造で建てられるようになったことが、大規模木造建築が注目されている理由になります。

 

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