WOOD建築です。

いつもブログをお読みいただきありがとうございます。

 

先週、WOOD建築では倉庫建築のお問い合わせをいただきました。

 

今まで大型の倉庫や工場は、鉄骨造やRC造が主流でしたが

法律の改定や木造技術の向上により、木造で大型の倉庫・工場が建てられるようになりました。

ただ、木造×倉庫・工場のイメージが付きづらい方も沢山おられると思います。

そこで、実際に施主様からお伺いした【木造で倉庫・工場建築する際に気になること】を

一部解説していこうと思いますので、ご一読ください。

 

Q.強度は大丈夫？

A.木材は他の建築資材と比較して、強度があります。

単位体重当たりの強度を比較すると、引張比では鉄の約4倍、コンクリートの約200倍

圧縮比では鉄の約2倍、コンクリートの約9倍、曲げ比では鉄の約15倍、コンクリートの約900倍にもなります。

 

Q.木は燃えやすいイメージだけど、火災時は大丈夫？

A.木は着火すると表面は燃えるものの、表面に空洞を持った炭素化を形成します。

これは断熱材にも似て、熱が木材内部に侵入するのを防ぎ、なかなか燃え進みません。

一方で鉄は延焼はしない素材ですが、一定の温度になると一気に強度が落ちます。　

つまり、火災時の倒壊リスクは木造の方が低いという事になります。

 

Q.温暖化で夏場の倉庫内の気温が気になります

A.木は他の材料と比較して熱伝導率が低く、RC造の10倍、鉄骨造の330倍程度の断熱性があります。

外気が部屋の中に入ってこないため夏場は涼しく冬場は暖かい、

利用者や働く方にとって快適な空間をご提供することが可能です。

 

このように、強度や耐火性などを心配される方もいますが、

木造建築は実は強度にも耐火性にも優れています。

 

倉庫建築・工場建築をお考えの際には、ぜひ木造建築もご検討ください。

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